ああ 天使の 夏を囀る声 鮮やかな笑顔と宝物 持ち寄って みんな、綺麗だね “何か”に なりたかったな 描き慣れた名 欲しかった たった一つの肩書き 星はただ輝き 佇んでいるから 描き、奏でた想いが あなたに 届きますように なんて 夢を見過ぎたのかな 貴方に 触れようとして溶けた どれだけ近づいても 不確かな幻 風が連れてゆく 薄れてく浮ついた心を 強く滲んでく 貴方の声で 塗り潰される ひかりを見つめてた 隣にいたのに 未来の 居ない貴方に 無闇に染まり(濁り) 隣にいたのに 自分を見つめてた こんなにも近くに 隣にいたのに 降り積もる愛は 濁って夏になって 溶けた、解けた 夢を見過ぎたのかな 貴方に 触れようとして溶けた どれだけ近づいても 不確かな幻 風が連れてゆく 薄れてく浮ついた心を 強く滲んでく 貴方の声で 塗り潰された 重ねた彩はやがて 黒く黒く まだ見えない光 白く白く