「寒いね」って手を繋いで歩いた 「雪はまだ止みそうにないね」 俯き話してる 振り返った道に残る足跡 明日の朝には 面影もなくなるんだろうなあ あなたは笑った 後に耳に髪をかけるの その仕草も好きでした この銀雪にあなたを 思い出してしまう もう何度目の冬だろうか 一人迎える朝にもすっかり慣れたよ 哀しくて 優しい気持ちに僕はなるんだ 嫌いだった人混みを避けたくて 二人で離れたところによく 出かけてたね 僕はずっとあなたのこと全てを わかってるつもりでいたんだ ただのバカだよなあ 窓のそばに座っていつも外を 眺めるの 何を想っていたんだろう、 雪に還らないで この銀雪にあなたを 思い出してしまう 今年も変わらず会えたねって 少しでいいから僕を思い出してよ 降り続く粉雪が止まぬように 強く願った この銀雪にあなたを 思い出してしまう もう何度目の冬だろうか 一人迎える朝にもすっかり慣れたよ 哀しくて 優しい気持ちに僕はなるんだ