振り返らずに聞いて 涙を見せないことが 偉いことだなんて思わないで 想像だけで作った 一人きりの傷つかない世界 それも一つの正解だろう 魔法をかけるから 少しだけ聞いていて ただ君に恋してる 隠さずに伝えたいよ 幾つもの明けない夜を飛んできて ボロボロの体温で辿り着いた答えを 12時の鐘の音が鳴る前に教えて きらびやかなドレスや 作り笑顔 そんなものでもう 着飾ったりしなくてもいいんだ 嫌われないように うまく生きることが どんなに寂しいことか 血液は知ってた その声に恋してる 迷わずに歌ってよ 頼りない鼓動を宿したカナリア 時代の支配者が望んでないとしても 今ここにある音は僕らだけの... 時の趨勢は残酷で 世界は色をなくしていく 置き去りのガラスの靴は 閉ざされた僕らを 繋ぎ止める奇跡の地図 そんな顔はしないで 立ち止まらずに行っておいで 大丈夫 とびきりの笑顔見せて 例え君の手を誰が引こうとも 色褪せることのないもの 今君に恋してる 隠さずに伝えたいよ 虹色の光を纏ったカナリア ボロボロの体温で手に入れた答えは 鐘の音が鳴ろうとも 僕らが終わろうとも 解けることのない魔法さ