向かい合わせの街路樹 春の強いビル風に 騒がしく揺れながら 喋ってる 分厚いコートを脱いで 新しい季節に袖を 通すように君と出逢えたバス通り 気の無い素振りがヘタクソなのは お互い様さ 泳ぐ君の目の中で 僕も泳いでいた いつも 友達だって言うほど きっと怪しまれてた A型の典型さ 周りを気にして 気持ちを隠した BEST FRIEND BEST FRIEND 見れるはずもない手相 さり気なく君の手を取り 眉間にしわ寄せ 語る言葉は思いつき 「性格も生き方も真逆だけど、 この線がほら、 そっくりだね!」って 遠回しな告白にも 君は 本気で笑って 「気持ち悪い、、!」って 空気を戻して いつもなら茶化すのに 珍しく今日は はにかみ 唇 噛んでる 友達だって 恋人だって 何だって良いから 代わりは誰もいない 特別な存在でいたい とは言え 僕も男だぞ!って目つきを変えて 君の瞳に鍵をかけようとしても 本気で笑ってる ほら その笑顔が BEST FRIEND BEST FRIEND