針葉樹、深い森、シェリー ガラスのロザリオ握り、 根雪になって マイナス20度の夜に 降りる清らかな光、 ミスティックなサイン 君と二人 純文学みたいな愛 神話みたいな恋をしたいとかって おどけて踊って その手で受け止めて 「感傷はいらないの。 感触と質感だけちょうだいよ」 少女の言葉の落ちる音に合わせて 天使が歌う 間違ったこと 汚すこと 近づくこと 想うこと 根雪になって 純文学みたいな愛 神話みたいな恋をしたいとかって おどけて踊って その手で受け止めて 真空管、夢幻、憂い 冒険譚、軋んだ地面に立って 少女の涙の落ちる音に合わせて 天使が歌う 天使が歌う 跪いていた