夏の日に蜉蝣を見て 何故か愛しく感じた 羽音の調べは優しい子守歌に ~ ♪ ~ 土の中にかくれんぼ そして地上に舞うのは わずかにして息絶えまた土に還る 儚くも散り行く姿重なった 知らないうちにそこにあった ただ押し寄せるあなたへの想い 胸は満ちて息が苦しい どうか恋よ散らないでいて 還る場所はないはずだから ~ ♪ ~ 夜の海に光を灯す青い夜光虫 旅人が辿り行く道しるべなのか 薄明かり這いつくばっても 行かなくちゃ あなたまではひどく遠い だけど足を止められない 道の途中は目に映らない 辿り着いた先にあなた あなただけを捉えられたら 数多幾千うたかたと消えた想いを 空へと放って燦々と浴びてみようか こんな気持ちを知っただけでも 幸せだと言えるのだろう 胸は爛れ締め付けられても どうか恋を咎めないで せめてしんと眠りに就かせて