コワフュール

歌詞

あなたが庇った腕の傷の その組織にふれてもいいかな できるだけそっと唇かどこかで こころ侵されないよう 伸ばしたその前髪が 1メートル先の季節を 目隠ししてるの? 踏み込む言葉を選んだのに 喉元に引っかかったままで かさぶたに変わる間も無く 傷ついたあなたに 果てないくらい遠い 対角にいるわたしに どんな言葉なら許されているの? 可笑しいでしょう?またこうして 頭の中、勝ち負けしているの 眠りの谷へあなたが悪い夢を 置き忘れてきますように 痛みや悲しさも分け合いたいと願う 事 我儘だと呼ぶのですか神様 ままならない呼吸や込み上げてくる 熱さも 同じぶんだけ背負ってると 確かに感じながら あなたと指を繋ぎたいのに 優しさはつまり、それだけでは 何ひとつ出来はしないと 証明するように裏切られていくだけ 深い穴へひとり、 落ちていくあなたの手を どんな言葉達なら留め置けるの? 重りを付けたみたいに いつも押し戻されてしまうのは 拒まれて傷付くのが 怖くてたまらないから あなたがあなたを呪う言葉を紡いだ 口許が 明日、やわらかく綻びますように 他愛のない戯れ 胸騒ぎ うわの空 ひとつだって残さずにあなたを 縛ろうとする 暗闇を引き剥がしたいのに 夕焼けの今にも落ちてくるような 空が 何故かやけに怖かったこと 鎖みたいにあなたを囚う 過去の秘密の 一つでもわたしにも分けてほしいの 痛みや悲しさも分け合いたいと願う 事 我儘だと呼ぶのですか神様 ままならない呼吸や込み上げてくる 熱さも 同じぶんだけ背負ってると 確かに感じながら あなたと指を繋ぎ合えたら 切りすぎたような前髪にふれた あなたの照れ笑いの記念日