あの空に 輝く飛行船を見たんだ 幼い心が見つめてた あの日 あの夢に 優しい鐘の音を聞いたんだ 懐かしい父母の笑顔 許されていた頃の記憶 あれから 追いかけた 君の影が 霞んでいく 稲穂も風も 夏の朝も 変わらないのに 遠く揺れる 日々の終わりに 見上げた あの空に 輝く飛行船を見たんだ 穏やかな愛が溢れて 港の見える坂の上の 教会のステンドグラスを照らしてた 光 あの夢に優しい鐘の音を聞いたんだ 懐かしい父母の笑顔 抱きしめてくれた人たち それから どんなに悲しい時も 気づけば空を 眺めてた 探してた 無情の世界の中を 泳ぐホタルに 誘われるように メロディー こんなメロディー 瞳に浮かんだ 涙の泉に 差し込む木漏れ日に包まれて あの空に輝く飛行船を見たんだ