こんなにせつない思い 胸に抱えきれない 夕闇に紛れ込んでゆく 貴方の影 振り向くまで瞳凝らす 明日も 言葉を交わせるかも 知れないのに 母親の長い別れのよう 涙滲む いつか力込め 手を振っている らしくもないから 誰にも打ち明けられない月日 いつまでも続いてしまいそう らしくもないよね 一人の人だけ優しくなれる そんなこと 今まではなかった いつも 恋の一人歩きを 勇気づけてた 慰めの言葉ばかり うまくなった私 だけどそれは 寂しいこと 今は 誰も気付かない道 歩き出して この思い 伝えられるように 育てている 寄り添える日を 待ちわびながら らしくもないから 貴方への手紙を読み返せない 美しい言葉は恥ずかしい らしくもないよね 貴方の誕生日でもないのに 花束を贈りたい わかって いつの日も一人きりだった 誰よりも孤独を感じてた いつまでも離さない この思いだけ 離せはしない らしくもないよね 雨さえ今はきらいになった 冷えた肩 暖められたい らしくもないよね 一人の人だけ優しくなれる そんなこと今まではなかった らしくもないよね らしくもない……