Track by君ノトナリ
海を越えて届いた 潮の香りと 風を読んで気付いた ここまでの距離 遥か彼方に滲む街並み 陽炎の中 揺らめく後ろ姿 今その手を握れたらなんて思ってい た いつかは僕らも大人になっていく この夏はまだ冷めない 夕立が止む頃には 溶け切った氷菓 汗に濡れた前髪 火照る頬 寄せては返す波の真似事 駆引きなんてしている暇はないのに あの手を握っていたらなんて思って いた いつから僕らは大人になったんだ この瞬間も過去になる そんなのわかっていた この夏はもう冷めない