決まらない前髪を また風が乱してゆく いつまでも私たちきっと 決まることなんてないんだろう 文集に載せた将来の夢は 急いで作ったおもちゃみたい でも透き通ってる 飛行機雲のように 見送った最後のシュートは 思い出すとまだチクッとするよ でも透き通ってる 歯の矯正つらかったけど やってよかったな 何かが変わる時はわからないもの あとから気付くよ 青いトンネルの先で 自分になりたいと焦れば焦るほど ひとりぼっちが迫って来て いじわるな世界 ひとりでも平気と 突き放してみるけど 君がいつも通りで ほっとしちゃうんだ 正解はやさしい たくさん撮ってた写真 指すべらせたら 広がる何でもない特別な景色 戻れないトンネルの向こうを思うよ 決まらない前髪を また風が乱してゆく いつまでも私たちきっと 決まることなんてないんだろう 失った魔法のこと 消えてしまった光のこと 愛おしく思っても 何もあきらめないで それでいいよ それでいいの 夢のこと恋のこと 悩みごとみんなで持ち寄った あの夏の夜がずっと 胸の奥できらきら きこえなくなった音 もう会えなくなった子のこと さみしく思っても 何もあきらめないで 決まらない前髪を また風が乱してゆく いつまでも私たちきっと とどまることなんてないまま 走ろう 風の中を