アンカレッジの滑走路 舞い降りたのは 羽を痛めた 迷い鳩 翔べなく なるまで 打ちひしがれた 胸の中 遠い国までも 寒い 風さえ 負けずに 心にこみ上げるわ 貴男の別れ話が 押さえきれないほどに 生き方が狭すぎて 息を切らせて 戸惑っていた あの迷い鳩ように 強くなりたい せめて あふれる涙が 今日から 止まってほしい 長い旅の さすらいに 大空は やさしく そっと 小さな迷い鳩 つつんで 抱きつづける 恋に破れた位で この世が終わるみたいに 貧しい女のままで 貴男求めて 泣き明かした あの迷い鳩のように 強くなりたい だから 翔ばたき飛び立つ 翼が傷ついても