すみ焼き木こりの勘太郎が 庄屋の娘に恋をした 生まれて初めて恋をした 悲しい恋とは知らないで 月の夜は切なくて ミミズクお山で鳴いた 毎日早よから すみを焼き 一生けんめい 働いた ホッホッホッホッホー 北風ピューピュー 戸板を叩きゃ もうすぐ 雪ん子 やってくる 春までいっぱい 銭っこためりゃ お馬に ゆられて 嫁に 早う来いや 早う来いや お馬にゆられて嫁に 娘の気持ちも 知らないで 悲しい恋とは 知らないで ホッホッホッホッホー すみ焼き木こりの勘太郎が かわいい娘に恋をした 夜中も眠れぬ恋をした 悲しい恋とは知らないで あの娘のために 汗水を流し 来る日も来る日も 木を切って 来る日も来る日も すみを焼き お山の真っ赤な 夕やけが 村まで降りたら 逢えるから ホッホッホッホッホー 水車にコットン 雪解け水が もうすぐ 春っこ やってくる だんだん畑に れんげが咲けば お馬に ゆられて 嫁に 早う来いや 早う来いや お馬にゆられて嫁に 娘の気持ちの 知らないで 悲しい恋とは 知らないで ホッホッホッホッホー 北風ピューピュー 戸板を叩きゃ もうすぐ 雪ん子 やってくる 春までいっぱい 銭っこためりゃ お馬に ゆられて 嫁に 早う来いや 早う来いや お馬にゆられて嫁に 娘の気持ちも 知らないで 悲しい恋とは 知らないで ホッホッホッホッホー