真夜中の随、触れる酸素 溶け込んだアイロニー 街は眠りにつく、君とふたり いつか見た夢のなかへ ビルの上、並ぶ影ふたつ 雨降り、街は淑やかに 朝を待つ、夜の向こう さぁ、呼吸を整えて 聞こえるメロディが僕に合図して 傘を忘れて、踊る ここが僕らのターミナル どこにだって、連れていってあげる 真夜中の随、嘘の隙間 鈍い音、メリーゴーランド 街を包むサイレン、耳を塞ぐ 幻のような心 ビルの上、揺れる影ひとつ 巡る夜、眩い光りが 目の前を飲み込んだ、曖昧な線の上 逃げ出した今日は また僕を置き去りに それでもいいと諦める ここじゃ、僕にはつまらなくて もっと、知らない世界に 行きたいと願った 終わらない逃避行をあなたと 終わらないかくれんぼをあなたと 逃げ出した世界を、僕は置き去りに これでいいんだと嘘をつく また、君のいない日々が 続いていくんだ 笑えるほど、綺麗な夜だ ここが僕らのターミナル どこにだって 連れていってあげるよ ねぇ、どこで間違えたんだろうか わからないまま この世界にさよならを 終わらない逃避行をあなたと 終わらないかくれんぼをあなたと