あの日の言葉を思い出す どうして また泣いてばかりの日々だ 乾いた空気が締め付ける 探していた 夕景の香りに 誘われて ゆらゆら陽炎 また飲み込まれていく 瞼の裏側 広がる感覚 行き着く先は世界の果ての果て 駆け巡って 縛り付ける過去は要らないから さぁ 輝いて もういっそ 壊して 未来を創造して 着飾ったものでは伝わらないから もう少しだけ さよなら 痛みを知って隔てた壁 悲しみを知って鋭くなる切先 無常にも風化した心は 触れるたびに崩れていく 今もどこかで探している この一歩を まだ踏み出せないでいる 陽炎のように 漂う (もう帰ろう もう帰ろう 陽が沈む前に) (もう帰ろう もう帰ろう 忘れてしまう前に) たとえば この世界が 見えなくなるような日が来ても 一緒に居られたらそれでいいや 全てを壊して 進んでいく 届かない 言葉を紡いで