晨星 明日へ向かう 希望の灯も 朧に 創成 幾度となく重ねて 紡ぎ続けた 朽ちゆく 古い矛も 錆びた 鉄の槍も 棄てた 泥んこのこの手を さあ 繋いで始めよう 焔熾す 静かな舞を あたたかだね ただそれだけでいい やがてこの火に惹かれた命が 集うのだから 帆翔 あの鴉は この荒野に 何を思うのだろう 惨めに 這い蹲る 祈りを 捧ぐものなく (仰いだ宇には) 枯れ果てても (星さえもうなく) 乾き切っても 震えるこの肩を 抱いた 優しいね 君がいてくれる 落ち着くまで このままでいて 果てを知らない 責め苦の螺旋を 生きる 幾許の炎 纏って 二人で (光と影を) ここに在るという証を (焼き付く跡を) 握り締めた 二度と 離さない 消えゆくなら また燈せばいい さあ(新たな営みを) 始めよう(明日への育みを) 何ひとつと 見つけられなくても 熾す 最初の光を ここから あたたかだね ただそれだけでいい やがてこの火に惹かれた命が 集うのだから