子供じみた言葉が口をついて 君を傷つけた 夏の気配 滲んだひこうき雲 道の途中で立ち止まるたびに胸が痛むよ 紙吹雪のように舞う雨粒のひかり あの日こう言いかけた 「どこまでも二人で行こう」 見つめてよ 私のことだけを 離ればなれは 嫌だと言えなかっただけ それだけ 傘を持たず 濡れた眼差しを持って 日々は美しいと信じてた ごめん、と言えないまま 馬鹿げてるよ これが恋ならば 君はなんて言いかけたの 「どこまでも二人で行こう」 そんな目で 見つめ返さないで 離ればなれの 意味を教えてくれて ありがとう 懐かしい歌を口ずさむみたいに み空に今宵 満開のさよならを描こう どこまでも二人で行こう 見つめてよ 明日のことだけを 離ればなれは 嫌だと言えなかっただけ、それだけ 別れごと 空に舞えば 旅立ちの合図は届くだろう 離れていても 君のしあわせをずっと願うよ