夏の夜風には 君の香りがして 角を曲がるたび ドキドキするのさ 見知らぬ道には 誰かが忘れた 想い出のような 石ころが一つ 世間は夏のため しばらくお休みだね 目を閉じて 耳を寄せた 遠く聞こえる祭囃子に 夕立 雷 軒で濡れネズミ 雲の切れ間から おはよう 夕焼け! 三叉路 影ふたつ 見つめ合う僕ら あの角の先は 夢か幻か? いつも 僕達は 夢を見ているの? 最期の時には 二人でいたいね… 僕らは恋のため もう少しこのままで 手をつなぎ 足を止めた 遠く聞こえる祭囃子 誰もが恋のため 今だけはこのままで 目を閉じて 時も止めた 遠く聞こえる祭囃子に