心につもった日々の後悔が ときとなく平和なおれを 襲いくるよ。 見果てぬ夢のくずが 彼方此方(あなたこなた) 町の中ちらばって おれを食っていた。 手を取り買い物 ああ仲良き夫婦には知らない間に 溜息つかせていた。 いたずらにただ時を 過ごさぬためか 計画だらけの手帳を示す人。 そうだよ 萎(な)えはてた 暮らしのともだち。 「おおつれえなぁ。 明日こそやらなけりゃ。」 お人好しをはげまし続けてた。 おお おれを襲い 平和な町を襲い来る。 「たいくつ」よ お前こそ暮らしのともだち。 そうだろう 年古りた暮らしのともだち いつもおれに ささやきかけていた。 「何をしてるのさ。」 おれは退屈に追われ暮らしてた いつも何かしてなきゃ。 そうだよ 年古りた暮らしのともだち。 「おおつれえなぁ。 今日はダメだったよ。」 お人好しにためいきをつかせた。 おお おれを襲い 平和な町を襲い来る。 「たいくつよ」 … 「たいくつよ」 … おれを襲え お前こそおれのともだち。