嘘が過去を変えるなら すべてを失くしてもいい 指先で描いた夢は 叶わない それでいいから ほどけた糸 繋がらないのは これが最後だから 涙に隠す痛み 言葉にできないのだろう 君が望まないのなら 僕は俯きながら呟く 交わる道はすでに 先にはないのだろう 傷つけてしまうくらいなら この手を今離すよ 水の中に落ちてゆくように 息もできないほど 流れていく瞬間に 忘れてしまえたなら 戸惑いの渦の中 晴れやかに笑えただろう 僕なら… 空の青さを知ることないままに 溝の奥深くへ向かう 出会ったときにまた 戻れるなら すれ違うだろう… 忘れることはできない 深い 深い 傷痕が それでも 僕は二度と この道を進まない 涙に隠したまま 翳んでく世界で ただ 君が望んだ果てに 背を向けて進むだけ 僕は…