あなたのことなんかもうすべて 忘れた すべて風の中に捨てたわ だからもう電話なんかいらない 他の女の子と遊んでよ 遊びじゃないとあなたは言ったけど 女の勘ね わかるのよ だからひと夏の思い出にして また昔の文学少女に戻るわ あなたが本気で私のこと好きに なるというのが無理な話ね だって私色気なんてないし 何を着けたって似合わない 優しい子だとあなたは言ったけど きれいな指だと言われたかった だからひと夏の思い出にして また昔の文学少女に戻るわ あなたは私の太宰治だなんて そんなことも日記に書いたわ あなたとなら赤い糸で結ばれて 死んでもいいと思ってた バカね私一人で思い込んで 一人の部屋で夢を見て だからひと夏の思い出にして また昔の文学少女に戻るわ