なんとなく踏み出してた 一歩じゃまるで 量り売りの生活で まだ邪魔な前髪は伸ばし続けて 風がほら過ぎ去る ああ、ベタな展開でいいよ 印象派みたいな空がずっと 遠くまで 遠くまで 伸び切った心も 繋いだ電話も 躊躇っていたらもう手遅れだから まばたきしないで こんなにも疲れてた体も声も 笑い皺に隠した 全部うまくいってるさと また誤魔化して 嘘をそっと吹き込む ああ、下手な演技でもいいよ そのままの僕でいさせて 振り切って 顔を上げた 僕の行く先を阻んだ赤い灯も 立ち止まっていたら いつか青になるから 少しだけ待っていて 追い風がそっと吹いて 背中押してくれる ああ、嫌だな 見慣れた世界を 失わないようにぎゅっと 遠くまで 遠くまで 離れていった言葉も 抱きしめていくから 明日にはきっと うまくいくんだよって 言い聞かせてる