川風は草を吹いて ボンネットを すべって行った いくども 初夏の日は車とめて 腕の中で 野球を見ていたわ 水面がまぶしすぎて なさけない顔になる あなたが好き あなただけが 大事だった 素敵な季節 じっとしてね ちょっとだけ 光と影ゆらさずに 恋が消えてしまったら この景色も消えるから 切りたての髪をおさえ 今日も強い 風の堤防 おりれば 想い出はとび石の数 たぐりながら 渡って向う岸 流れが音をたてて 足元あやうくする あなたのあと あなただけに ついて行った 夢中の季節 ときめいてね ときどきは 私のこと考えて 恋が過ぎてしまっても この川辺を走るなら じっとしてね ちょっとだけ 光と影ゆらさずに 恋が消えてしまったら この景色も消えるから ときめいてね ときどきは 私のこと考えて 恋が過ぎてしまっても この川辺を走るなら