華舞うこの世に枯れ逝く我身よ 何処(いずこ)へ仕舞いし 数多(あまた)の記憶よ 心の悼(いた)みを包んでくれ 飾りし現世(うつしよ)に 想いを駆け巡らせて 優しき言の葉は今 届かず最果(さいは)ての地へ 嗚呼 風は凪いで 夜を従え 吹いて行く 何もかもを哀しげに諭すだろう 華舞うこの世に枯れ逝く我身よ 何処(いずこ)へ仕舞いし 数多(あまた)の記憶 華舞うこの世に枯れ逝く我身よ 何処(いずこ)へ逝くのか 何処(いずこ)へ 意識は終わりを求め 永久(とこしえ)を彷徨えし者に 嗚呼 時は何故にこの念(おも)いを 変えて逝く 何もかもが彩(いろ)の無い無限に 嗚呼 風は凪いで 夜を従え 吹いて行く 何もかもを包む様に 何もかもを愛でる様に諭すだろう 華舞うこの世に枯れ逝く我身よ 何処(いずこ)へ仕舞いし 数多(あまた)の記憶 華舞うこの世に枯れ逝く我身よ 何処(いずこ)へ逝くのか何処へ