消えそうに塗りつぶした桃色

歌詞

時々ふと感じてしまうんだ この儚くて小さな世界の中心を それは僕自身なんかじゃなくて 止められない空のサイクルでもない 足りないものなんかなくて 使い古した言葉と確かな温度が 何より大事だって解ってるんだけど 本当はもっと眼に見えない世界に 想いを凝らす僕を 君は鍵もかけずに置いてくから 寂しくなるんだよ 宙を泳ぐ指先をそっと ポケットの奥にねじ込んだ きっと僕が感じてるよりも 君との距離は誰よりもずっと近い その分現れる余計な感情が 僕の磁界を乱しては 狂わせてしまうんだ オトナになれない欲張りが わざと君を傷付けるんだ 僕のためだけの仕草をいつも 待ってしまうから 本当はいつも眼に見えない不安に 怯えるだけの僕に 君が弱さを見せてくれるから ほっとするんだよ すぐに泣いちゃう僕にいつも 困ったように笑う君 君といる奇跡に色を付けよう キラキラ輝くスパンコールも トッピングしよう ねぇ君の眼に僕のいる世界はどう 映るの? 僕の当たり前も 君の不思議になるのかな・・・ 本当はもっと眼に見えない不安に 怯えるだけの僕を 君はなにも言わずに抱き寄せるから ほらまた泣き出しそうだよ もっと眼に見えない世界を 君と僕で描いてこう 変わってしまった僕だけの世界も 愛していけるから 誰も知らない当たり前を 知らず知らずに作っていく もどかしい指先が 君のポケットの奥で繋がった