住み慣れた街を出るような 着慣れない服で歩くような 寂しさと胸の高鳴りがマーブル模様 交じっている 正しさだけを選べたら 後悔のない人生でしょう 君が透明になった夜は 月が欠けていたな 思い出 走馬灯のように駆け巡る 時計の針が壊れたように回る ねぇ 春になったら 哀しさなど 桜の花びらに乗せて もう 戻らないけど 戻れないけど また 笑っていてほしいんだ 冷えた心を温める 少しぐらい浸っててもいいけど そのうち過去はぬるくなる 風邪を引かないでね きっと季節が巡るたび 歳をとって皺が増えていくたび 朧げになるのだから 痛みを感じる現在を抱いて ねぇ 春になったら 慌ただしく流れる日々に 乗ってゆこう ねぇ いつか僕ら忘れてしまうけど それは正しいことなんだろう ねぇ 時が経ったら振り返ってさ あんなこともあったねなんて 笑い合ってみたいね なぁ それまで頑張ってみるから ねぇ 春になったら 君も知らない僕が ここに立っているけど 今日明日明後日も10年後だって 僕は僕のままでいるよ