誰かの価値を満たして 無難に死ぬより あなたの勝ちを探して 派手に生きてやれ 幸と不幸を足して2で割ったような現状に どっぷり肩まで浸かってあたかも生きた気でいた 窓に映るのは自分にうり二つの屍 楽しげに睨んでた 海馬に絡む 拭えないトラウマ 誰かの価値を満たして 無難に死ぬより あなたの勝ちを探して 派手に生きてやれ 誰かの傷をえぐって 陰で喜ぶより あなたの背負った希望でそっと抱いてやれ 乾いた唇を舐めたって ひび割れ続けていく だったら流れる涙を拭いたところで 余計ひどくなるのなら いっそ溺れるまで 悲しみの理由にまみれよう 何もない今日を去なして ヘラヘラ笑うより とめどない不安だまして 意地でも食らいつけ 何もない己 悔やんで無理に嫌うより とめどない願望愛して またもがくのさ ずっと聞こえていた あなたの声に似ていた 本当は知っている「手の鳴る方へは何もない」 生まれた意味を分かって生まれた人はいない 全てはあなた次第だ もうわかるでしょ? 誰かの価値を満たして 無難に死ぬより あなたの勝ちを探して 派手に生きてやれ ありえない絶望にだってエピローグがある 変わりたい やっと誓ったその手に幸あれ 今にも飛ばされそうな 風の強い日 暁光に向けて 僕らは歩き出した