冗談めいた夢を見た あの凡人だった僕が餓狼になった 開戦前夜 音もなく 崩壊間際の心に咲く 黒い英雄譚 拝啓 クソな毎日へ 僕は銃を握って彼方 旅に出る 嗚呼 何遍 食らいついたって これじゃ何も変わらないんだ 啜った 泥と後悔 いつの日も貧乏くじは僕だった そんな 記憶なんて 身体ごと消してしまいたいさ ライフル銃は紅く火を吹いた この凝り固まった空を穿つんだ 伽藍堂の砂漠に鳴ったMusica 全てを壊すまで 荒んだ感情さえも焦げて灰と化して 目の前に過ぎった色は 紅と翡翠 ただ最大限の夢を追った僕は 愛に狂った反逆者 Hey dear hater 新時代に舞った強者 僕は此処だ 死んじゃいないさ 旧世界のSurvivor 去りし日の継承者 僕らの信じた宝を守るんだ そう 何年経って錆びついたって ダイヤはダイヤのままで 僕は偏屈だって 伝統を好いた勇者になりたかった 劣勢 だからなんだ 何も知らない外野の下馬票は どうせ 嘲笑った 奴らほどパッと消えちまうさ 散々だった過去と長い冬 あの曇りがかった空はとうに晴れた 未完成だったヒーローよ 立ち上がれ 勝負を決めるんだ ライフル銃は紅く火を吹いた 到底 くたばるもんか 全て撃ち抜くさ 機械音と鼓動が交錯した 旋律が包むまで 抱いた 際限ない想いで切り裂いて 血に染められた若葉の 紅と翡翠 当然安泰なんて感情は捨ててきた 僕は永久に反逆的ヒーロー