下がらない微熱が消えなくても 君に会うと忘れてしまう 靄の窓の内側25時の風 いつも思っている事なのに 君に会うと忘れてしまう フラフラの脳内相まって まずい林檎をかじる アパートの風呂場に君の影 枕越し ぬるい夜 その隙間で朝を待ってる 明日になったら とっくに忘れてることも 愛した両手と体は覚えている 世話が焼けるじじぃになっても 世話を焼けるばばぁになってね 優しさで 君の優しさだけで あくびの終わりぎわ 君の冷めた言葉の先の温かさまで 何十年後かに君が思い出せるような 人生のループにキスをする 明日になっても また会いたくなる気持ちは ゆっくり溶け合っていく スキになる まあ、君がいりゃいいや 微熱はまだ下がらないけど