オレンジ色の夕陽と 夕風に揺れるピアス うつむいたベンチの上 あなたが煙草を消したら、お別れです。 最後のふたりの記憶は 笑顔がいいから もう泣かないよ ちぎれたふたりは 未来にいつの日か 素敵な大きな 花を咲かせましょう さよなら さよなら 震える唇で あなたへと ハナムケのキスをあげる…そっと つばめが去ったベランダ ふたつ寄り添うサンダル ねえ、こんな所にまで 想い出をばらまいていた 愛しい日々 見上げたこの空のように 変わらないものは 何処にあるの? 涙でかすんで まだ見えない道に たたずむあたしは 強くなれるのかな それでも それでも 新しい太陽が昇って 明日が来る あたしだって…きっと 失くすものがあって そして何かを手にする "平気なふりして 手を振ったあの日" 後悔なんてしてないよ ちぎれたふたりは 未来にいつの日か 素敵な大きな 花を咲かせましょう こんなに こんなに 人を愛せた日々が あたしにハナムケを贈っている… そう信じて