なんでこんなに なんでもないことで なみだうかべて 夜道を歩いている はだしになって 砂浜をゆけば 花のかおりに 包まれていく 名も無い獣になって 通りを歩いてみれば 見なれた草陰からも歌が きこえてきたよ 祭りが終わったあとの がらくたばかりの街が ピカピカに見えてきたならそれが 合図さ なんでこんなに なんでもないことを ことさらここで 何度も噛みなおして 髪をとかせば ギシギシ引っかかって 笑いあっては 眠りに落ちていく 寂しい顔した月の 光にぽつんとシュロが 照らしだされて愉快にひとり 揺れていたよ ラッパになりたい僕と ドラムになりたい君が 手をとり ひっくり返って それがダンスさ 名も無い獣になって 通りを歩いてみれば 見なれた草陰からも歌が きこえてきたよ 祭りが終わったあとの がらくたばかりの街が ピカピカに見えてきたならそれが 合図さ