思い出した 本当のわたし 喉が渇くから 雨を降らせた 記憶の羽が 黒に染まって 惨劇の夜に消えてゆく ああ 硝子玉 壊して直した 傷つけた肌 毒が滲む もう邪魔をしないで 全ては悪意の中 きっと止められない きっともう戻れない バラバラ朽ちた神が 瞼の裏の空に ずっと焼き付くように ずっと焼き付くように 思い出した 本当のわたし 世界が痒いから傷を刻んだ 黒い翼 君を忘れ 悲しみの空に 消えてゆく いつかの面影に サヨナラ もう邪魔をしないで 私は救われるの きっと止められない きっともう戻れない バラバラ朽ちた神が 瞼の裏の空に ずっと焼き付くように ずっと焼き付くように