いつかの夜空に 輝いてた地図 今は遠く霞んで 部屋の片隅で そっと 目を瞑る 明けない夜は手放した かすれた 言葉が 闇に溶けていく前に 溢れる 想いを 歌うの がむしゃらに 奏でてく 未完成なメロディ 不格好でも 突き進む この歌声枯れるまで 鳴り響く 鳴り響く この世界抱きしめた 両手を掲げて 翼を広げて 飛び立とう 変わらない景色を ずっと繰り返す 見慣れた夜はもう飽きた 滲んだ 想いが こぼれ落ちてしまう前に 高まる 温度を 感じて 真っ直ぐに 掻き鳴らす 飾らないフレーズで 真っ白な 五線譜が 自分色に染まってゆく 駆け巡る 駆け巡る この音は空を越え 遠く彼方まで 紡いだ未来へ 届くの 積み上げては 何度も崩した 俯いてた 夜と別れ 散らばった音 拾い集め 歩んでゆくのさ 僕の世界を 止まってた 旋律が ゆっくりと踊りだす 震わせた 胸の奥 ただ前だけを見つめて 僕だけの 君だけの 最高のフレーズで 描いてきた 五線譜は 鮮やかに光放つ 鳴り響く 鳴り響く この世界抱きしめた 両手を掲げて 翼を広げて 飛び立とう