冷たい雨が降る季節も 君は傘もささずに 新しい白い靴が よごれるまで跳ね回り 雨上がり晴れた空を 君はいつも眺めて 洗いたての洗濯物 あたたかい風にゆれる カミナリの叫びに 負けずに騒いだり 波の音にのせて 唄をうたったり もう一度 聞かせて 雨よ 波よ 君よ くり返し くり返し 唄ったあの場所で 君と離れ離れの時 君は涙見せずに 離れても空と空で つながっていると笑う 三線の音に 負けずに騒いだり 指笛にのせて 君と踊ったり もう一度 聞かせて 空よ 風よ 君よ ふり返り ふり返り 『またね』と別れた道 あの頃と何もかもが 一緒ではなくなったけれど 大切にした物は きっと 色あせずに甦る 今も もう一度 聞かせて 雨よ 波よ 君よ くり返し くり返し 唄ったあの場所で もう一度 聞かせて 空よ 風よ 君よ ふり返り ふり返り またねと別れた道