あの夕陽がゆっくり沈んでくように 音もなく 君は去ってった 思い出を数えて 目を閉じれば そこには今も確かに 君がいる 長いたそがれに うたう歌がある 何度か繰り返し 君の面影なぞる 星の降る夜に うたう歌はない 涙の音だけ 静かに響けばいい 夜の空がゆっくりまわってくように 僕はただ 君を待ってる 小さな光いくつも集めて 君を照らすためここに 僕はいる できることならこの手で 君を強く抱きしめたい あきらめたくないんだ その声も 細い指も 僕のものだよ だから もう一度 何度も繰り返し 君の歌うたう また朝日がすべて照らしだす日を 僕はただ じっと待ってる 悪い夢から覚め 目を開ければ なにもなかったように 全部うそみたいに きっとあの時のままの 君がいる