懐かしい空に 遠去かる 色褪せた 夢が 海の青さに ただ染まっていく 綺麗で 綺麗で あれはきっと あれはきっと 触れない 日々だ いくらここで 羨んでも ずっと 届かないような 愛しい 日々だ 泣き止んでも 傷は痛む 消えないまま 遺っている 移ろうような 時の中で それが不思議と 理由になって 懐かしさに 名前をつける 切ないほど 輝いている 寄せては返すほど 思い浮かぶ 変わらない あの青さを 映すように ぎこちない日々に 問いかける ちっぽけな 夢が 息を吐くように 空に飛んでいく 静かに 静かに あれはきっと あれはきっと くだらない 意味だ いくらここで 悔やんでも ずっと 叶わないような 寂しい 意味だ 泣き止んだら 膝下まで 悲しさが 募っていて さざめくような 音の中で それが波の白と 溶けあって 懐かしさに 名前をつける 切ないほど 輝いている 寄せては返すほど 思い浮かぶ 変わらない あの青さを 映すように