船が出る 船が出る 島が 遠離(ざか)る 青い風 赤い服 貴女 遠離(ざか)る 千切れるほどに 手を振れば 名残りの涙 白い 白いハンカチに 包んでくれた お弁当 また来る また来る あゝ 島の女(ひと) 船が行く 船が行く 貴方 遠離(ざか)る 思い出だけ残して 貴方 遠離(ざか)る さよならとは 今後逢う 約束の言葉 心 こころ疲れたら いつでも島で 待っている いつ来る いつ来る あゝ 街(まち)の男(ひと) 胸を打つ 胸を打つ 初心な 優しさが 世知辛い 世の中に 純な 優しさが 相身(あいみ)互いの 支え合い 人生の旅路 酔って 唄い踊ったら 淡く芽生えた 恋心 また来る また来る あゝ 島の女(ひと)