ジッパーが噛み合うみたいに 愛せていたのに やわらかい嘘が挟まって 進めない 戻れない あと少し 引っぱった瞬間 ほどけて 壊れてしまう サヨナラを言うたびに 君はまた大人になっていく 小さくなった 服を脱ぎ捨てるように 気軽な恋では手に入らないものが 世界にはあること 君はまだ それを知らない 心配をはらんだ未来に 気づいていたのに つまらない意地が絡まって 変われない 変わらない あと少し 強がっていさせて 綺麗な終わりにしよう 腕の中をすり抜けて 君はまた大人になっていく 隠し切れない 光が溢れ出すように 器用になったら手に入らないものが 世界にはあること 君はまだ それを知らない 涙を流してくれるのかい 僕はどんな顔をしたらいい 優しい言葉をくれるのかい 僕はどんな顔を今してる サヨナラを言うたびに 君はまた大人になっていく 小さくなった 服を脱ぎ捨てるように 気軽な恋では手に入らないものが 世界にはあること 君はまだ それを知らない