すれ違う他人(ひと)から あの日の香りがした どうしようもなく胸が騒いで 同時に安らいだ 忘れることはない 小さく揺れて 心の奥をくすぐるから 飲み込んだ言葉 もう届かない 次逢える時に そう思ってた 自分勝手だった 気付く頃には 乾いた風が 嘲笑うように 鳴ってた 君の瞳がまるい白を映す その姿がまぶたの裏側に焼き付いて る 君の好きなものも 苦手なものも 全部 知りたくて いつもどこか不安で 同時に魅かれてた 褪せることはない 遠く離れ どんなにしまい込んでいても 隠し事なんて もう出来なくて ずっと握り締めてた 小さな箱を 眠る君の隣 そっと開いて 笑った顔を 想像してる ごめんね 君の瞳がまるい白を映す その笑顔がまぶたの裏側に焼き付い てる 今日もここに置いておくよ 君の好きな白も 少し華やかになる 紫も いつでも君が感じられるよう 夢の中にいても 少し長い旅路の道 標を 思ってたよりも それは突然で 次逢える時は 伝えるはずの 言葉は何も出ず ただ抱きしめて 溢れる涙 止められなくて (Ah-) 君の瞳にまるい白が映る その姿をまぶたの裏側に焼き付けて る