街へ向かう路線バスの中で こうして目覚めたら ぼやけたままの 天井をささえてなくちゃならない 膨れ面みせるのは あの太陽だって同じ 風のさ 取り巻きと語り合って 悲しいことも 忘れられたらいいのに さあね すべてを欲しがった 君にすべてあげます それじゃ僕は嘘つきじゃないかい とっくに毟り取った 羽を撫でてるんだ ひゅるるる ひゅるるる 比翼の境にみたその風は 堵列した夏の兵隊達を癒やし ふいに僕は僕の中の 僕に鉢合わせ隣り合わせ 二人目の生贄を捧ぐ 風のさ 取り巻きと語り合って 悲しいことも 忘れられたらいいのに そうだ すべてを欲しがった 君にすべてあげます 風のさ 取り巻きと語り合って 悲しいことも 忘れられたらいいのに そうだ すべてを失った 君にすべてあげます 風をきるスポーツカーに羽 窓越しでもわかるよ ぼやけた空を 眺めたりいまではしないよ 膨れ面せるのは 太陽だって同じ 風をきる