ここで何をして 何故に出逢わなければ 思い出すことすら 避けていられない キレイなままで とどめたかった 君を失う様 夕日が痛くて 君を探さないように 君に見ててほしい なぜか情けなくて 見届けたくなくて 嘘のないように 君が反れないように 淡く咲き誇る 君の上に 赤く燃え立つ 描写のように 狂い飛ぶのは 背けないから 大きく吸い込んで この芽は伸びて 影さえ持たず 僕を見抜いて 囁く鳥が しなる果樹園 咎めてほしい 僕の仕業 何も変われなくて 変わり果てていった 鮮やかに恐れ 残影 再び 棘と削いでいく 照射を受けて 戻れないから 跡形と知って 何に代えられる? 忘れてないから 躱さないでいたい 君に踊る花