愛だ恋だそんなのは無くたって 出来るんじゃん その言葉をずっと待っていたんだよ はぐらかし舌触り蕩かし滑る口 言わぬが華でも沈黙も嫌だな 嘘はつかないで悦んだ フリなんてすぐにわかるから 古い感傷的な運命論は 鎮静剤の偽薬なのに 容易く信じてしまうんだ、 これが間違いではないことを 毛布に埋まって少し泣いた 行為する惑星 終電も理由も失くし 逃げこむように抱き合う 最後まで冷たいままの指が解けたら 朝は来ない 「ねぇ、なんだか恋人みたいだね」 言えそうもないのに、馬鹿だよね 爪を立ててみたんだ 何度も思い出すように 苦しかったのは束の間、 不快も快も同じだ その瞬間だけ瞬く星空 明かりを落とした部屋は無重力 きみの腕だけが身体を繋いでる 行為する惑星 断章、忍び込むきみの部屋 絶対荒らしたりしないから ここが心だって言って それだけじゃあ満たされない 「じゃあぜんぶあげるよ」 恣に戯れつく私がどうかしてる 騙されないように ぎゅっと唇を噛んだ 酔は覚めてる 夢打ち際でなら言える気がする それも甘い目眩揺らぎ、消失点 身体に残してしまえばいい そのぐらいしてくれたっていい じゃん ごめんね、淋しい 行為する惑星 心の中まで触れたら 本当の気持ちが解るなら 身体の中じゃまだ遠い 抱きしめて 行為する惑星 終電も理由も失くし 逃げこむように抱き合う 最後まで冷たいままの指が解けたら 朝は来ない 「ねぇ、なんだか恋人みたいだね」 言えそうもないのに、馬鹿だよね 爪を立て 行為する惑星 身体は縋り付くようでいて 心は寄る辺なく泣いていて それでもきみは気が 付かないフリをしてる 「ねぇ、なんだか恋人みたいだね」 言えそうもないのに、馬鹿だよね 爪を立ててみたんだ 何度も思い出すように