「人はあなたが思うよりも きっと 優しくて親切だよ。」 と書いた手紙を読んでそっと閉じる あなたが私の支えであるように 私は誰かの 支えになっているだろうか? 雲の隙間から溢れる光の筋のように 少しずつだけど分かったよ もう痛いほど分かったよ 他人を責める心の弱さ 違いを受け入れる難しさ 自分自身を許す強さ 誰かを愛する暖かさ あなたの元に生まれて よかった 「人の痛みがわかるには きっと 弱さも大事なんだよ。」 とそっと優しい声で私に言った 都会の煙に燻されて 焦る人ゴミの渦に飲み込まれても 浮かんでいられる浮き輪の名前は 勇気や希望なんかじゃない 紛れもなくあなただった 他人を貶す心の寂しさ 傷ついた心の虚しさ どんな自分も認める優しさ 守るべき人がいる愛しさ あなたの元に生まれてよかった 辛いことがあったらいつでも ここに帰ってきてもいいんだよ その言葉に強く 生かされているのです