冷め切ったカップの中に 痛みだけが残ってる 隣の席に君はいない 君と出会った季節の 僕はまだ若すぎて 終わらないようにとつぎ足した 行きたかった場所 言いたかったこと 今になって溢れ出てくるの 過ぎ去った日々は 戻らないから 悔しくてさ 「愛しているよ」も 「大丈夫だよ」も 本当は君の嫌いなコーヒーも 苦くて優しい 僕のための嘘 気づかないでいたかった 無くなったカップの中に 思い出ばっか注いでる 大人になってくふりをして 君と過ごした季節に 忘れていいものなんてさ ひとつも無いのに蓋をした 行かなかった場所 言わなかったこと それが僕の優しさだったこと 過ぎ去った日々は 時が経つほど 眩しくてさ 「愛しているよ」も 「大丈夫だよ」も 本当は僕の嫌いなコーヒーも 熱くて冷めない 君のための嘘 気づかないでほしかった 僕のいないテーブルで 君はまた誰かと コーヒーを飲むだろう 君がいれば嘘なんて いらないのに 「愛しているよ」も 「大丈夫だよ」も 君に注げなかったコーヒーも 今でも冷めない 夢の続きなら 離さないで 「愛しているよ」も 「大丈夫だよ」も 本当は君の嫌いなコーヒーも 苦くて優しい 僕のための嘘 気づかないでいたかった 冷め切ったカップの中に 痛みだけが残ってる 隣の席に君はいない