頭が割れる程非道い 悪意を浴びせてよ 皮膚が灼ける 息が止まる 夜が擦切れる 望む侭求めるが侭 騒ぎ立てる群衆のように 姿変わり果てていても 疑い知らぬ醜い愛よ 見せてその中身 ぐちゃぐちゃで綺麗な臓の色 濁る奥底を 抉り出した不幸よ 目は覚めているのに 夢からは醒めない 道化のよう 愚者のよう 飽きもせずに 溺れて息をする事も出来ずに唯 腐敗する地の果てを 漂うばかり 時が過ぎれば少しくらい 大人になると思ってた 窓の中の夜を掴んだ 一つの季節が終わる 見たままの景色を 崩して創り直している 何処も行かせない ほら君と共に在る 悪夢に飲み込まれ 沈みゆく身体を 壊しては 壊しては まだ足りない 後ろ髪引かれる理性をも殺して 強欲な支配者も 孤独に縋る 後悔など既に 有り余る大罪と捨ててきた 引き返せないさ ああ僕は傍観者だ 目は覚めているのに 夢からは醒めない 道化のよう 愚者のよう 飽きもせずに 溺れて息をする事も出来ずに唯 腐敗する地の果てを 黒く染める 悪夢に飲み込まれ 沈みゆく身体を 壊しては 壊しては まだ足りない 後ろ髪引かれる理性をも殺して 強欲な支配者は 彷徨い歩く