水面が揺れる 光の粒 影法師 並んだ二人 青い印画紙 笑ってた 無邪気な子供の様に語り合ったね 眩しい空 少し遠回り 君の孤独に触れた 枝折りを挟んで 仕舞ったままの 小説 問いかけは木枯らしに 消えてしまった 滲んだ夕暮れ 夢も約束も 叶えられずにいるよ 立ち止まった季節 残った心と 真冬の星座が散らばる 戸惑いながら 強く抱きしめては傷つけあったね 青く澄んだ硝子の日々 やがて巡る季節 分かっていたこと 小さな小さな祈りが 遠ざかっていく さよならの意味さえ知らない僕らの 青く澄んだ硝子の日々