さりげなく手をふる ふりむきはしない 約束もしない あなたのために 青い夜の中 光る線路の上を 一人歩いて行く あなたの夢を見た 風を切る厚い胸 けれど木枯らしの背中 その時思った かけ寄ってはいけないと いつだって あなたは笑ってくれる 悲しみを自分で どこかに押しやって あなたをこんなにしたのは 誰れ 私にはほえんでと言った バカな奴 今日からはうしろで 私がほほえむわ 前を向いてくれれば 私は何もつらくない 光る線路の上を 木枯らしの背中で 一人歩いて行く あなたの夢を見た 歩け あなた もう声はかけない 歩け あなた もう声はかけない