こんな気持ちはじめてと僕は言う 何の気ないそぶりで君は言う 私たちはじめて出会ったんだもん そんなの当たり前だよ、と君は言う もしも俺が明日死んだらどうすると 問う すると目も合わさずに君は言う そんなの起こってみなきゃ分からな いと言う 少し怒ったような顔で君は言う なんでか僕は嬉しくなって 笑ったんだ 『生まれてはじめて』と『最初で最 後』の 『一世一代』が君でした あぁ『寝ても覚めても』『後にも先 にも』 そういった類のものでした 当たり前の日々などいらないと言う するといつもの調子で君は語る あなたの当たり前になりたいと言う そんな日がくればいいなと言う 終わりは始まり分かってるってここ までも なんとかそうやって いつもやってきたけど これを終わらせたら間違いって次の 始まりな どいらないって 思える今をここで 何度も何度でも思い出せるように 歌にして 『生まれてはじめて』と『最初で最 後』の 『一世一代』が君でした あぁ『寝ても覚めても』『後にも先 にも』 そういった類のものでした 『生まれてはじめて』と『最初で最 後』の 『一世一代』の約束を あぁここでしよう今この場でしよう 何も始まることのない終わりまで こんな気持ちはじめてと君は言う そんなの当たり前だよと僕は言う