あなたに「さよなら」って 言えるのは 今日だけ 明日になって またあなたの暖い手に 触れたらきっと 言えなくなってしまう そんな気がして… 私には 鏡に映った あなたの姿を 見つけられずに 私の目の前にあった 幸せに すがりついてしまった 私の誕生日に 22本のローソクをたて ひとつひとつが みんな 君の人生だねって言って 17本目からはいっしょに 火をつけたのが きのうのことのように… 今はただ 5年の月日が 永すぎた 春といえるだけです あなたの 知らないところへ 嫁いでゆく 私にとって ひとつだけ こんな私の わがまま聞いて くれるなら あなたは あなたのままで 変らずにいて下さい そのままで