たしかめもせずにかけた 電話の声に驚いて 君ははじめてぼくと うらはらの別れをした 男の罪と言わないで 運がありありみえるから どうせ そうなる運命なら この方がましさ 裸足で駆けていった あの時の青のボレロが いやな程 目にやきついて はなれないから 君が時間の中を 移ろうように遊ぶように ぼくは あれから違う 街のテラスで さまよった いつのまにか めぐり逢って 別の女と うわさもたつけれど ありふれた仕事につくより この方がましさ 裸足で駆けていった あの時の青のボレロが いやな程 目にやきついて はなれないから 裸足で駆けていった マドモアゼルと呼んでも 春先に見たパレードが 似合いすぎていた